かぷりば オンライン

さわにゃん

植物の好きな人

植物図鑑

「【遊学の森】春の木育・食育フェアに行ってきました」

 遊学の森で「春の木育・食育フェア」というイベントに参加してまいりました。三重県在住で、植物好きのさわにゃんです。今回、ブナ森散策(5/3 午前の部)に参加しました!
今回の案内は、豊後先生という新庄の方でした。とても朗らかでご丁寧に案内いただきました。ありがとうございます。

 今の時期は、春先の「スプリング・エフェメラル」がちょうど咲き終えた時期です。(解説:以下カッコは読み飛ばして構いません!スプリング・エフェメラルとは、春に気温が上がり始めて、落葉広葉樹の葉が出る直前の短い期間に咲く花です。普通の春の花は咲いたあとも葉が残りますが、スプリング・エフェメラルは短い期間で「光合成」と「繁殖」を全て終えてしまい、それ以外の10-11ヶ月は土の中で眠っています。)

 今回、有名なカタクリが見れなくて残念でしたが、沢沿いに咲いていた白色のイチリンソウと紫色のキクザキイチリンソウを載せておきます!

 去年、三上館長からお聞きしたイワイチワは、貴重な最後の1-2輪を拝めました。最盛期は一面に咲いて美しいらしいです。(解説:こちらはスプリングエフェラメルとは異なります)。

 ヒトリシズカという小さくて白い花も咲いてました!(このような花の付き方を穂状花序と言います)

 東国細辛という植物も生えていました。こちら、名前から分かる通り、多くの動物にとっては毒草です。ただ、ヒメギフチョウという蝶にとっては大好物で、葉に齧られた後があればその虫がいるかなんとなく分かるらしいです。「蓼食う虫も好き好き」とはこのことか、という感じですね。ちなみに、この植物は, 徳川家の家紋の原型とされるフタバアオイと近い系統らしいです。そういえば、なんとなく徳川の家紋「三つ葉葵」に似ていますよね!

 豊後先生は、植物種の同定だけでない説明もしてくれました。まずは、ブナの木が倒れると、その後にできた空間に光が降り注いで低木が成長し始めるそうです。(植物学の用語で「ギャップ」と言いますが、私は先生に指摘されるまで気付きませんでした)

 次にブナのやわらかい新葉の表面にできた虫瘤です。こちらも先生が見つけるまで気が付きませんでした。瘤の中を開いてみると米粒の10分の1ほどの白い幼虫がおりました。まるでアパートの住人のようです。虫さん、部屋を壊してしまい、すみませんでした!

 最後に、問題です。地面に落ちていた皮のような欠片です。これって何だか分かりますか?

正解は、ホオノキの新芽を冬の間に外気から守っている皮(托葉って言います)です。ホオノキというのは、ブナの森の中でも一番大きな葉っぱを持つ木です。その葉を冬の間コートのように大事に覆っているんですね。面白いですよね。

今回の報告は以上です!